野田浩二[著]
定価2,750円(税込)
A5判 306ページ 並製
ISBN978-4-903281-19-3 C3033
農業用水としての過剰利用から干上がったアラル海の衛星写真は、世界の人々に大きな衝撃をもたらした。地球が干上がれば生命は維持できない。
水資源を利用する権利も、地球環境の維持という視点でみた水政策の対象となる。
米・オレゴン州と英国の水政策の事例を、具体的資料やデータをもとに検討し、水利権のグリーン化を考える。
<序章>世界の水問題と水利権制度改革の重要性
<第1章>制度派環境経済学の基礎理論
<第2章>権利創設による環境用水の保護
<第3章>権利証書からみたオレゴン州流水権制度の実態
<第4章>英国における近代的水利権制度の確立
<第5章>英国水利権制度のグリーン化
<第6章>「緑の水利権」の確立を求めて