鵜川正樹[著]
定価2,750円(税込)
A5判 240ページ 並製
ISBN978-4-903281-57-5 C0034
公会計と企業会計の理論的な関係を考えるときに、企業会計をそのまま適用するのでもなく、企業会計と異なる別の体系を作るのでもなく、公会計と企業会計の共通の基礎のうえで公会計に固有な領域を検討する。
◉序 章◉問題意識及び研究アプローチ
◉第1章◉公会計改革とIPSAS
◉第2章◉財務報告の目的
◉第3章◉報告主体論とグループ報告
◉第4章◉公会計の財務業績概念
◉第5章◉再評価とインフラ資産の会計
◉第6章◉非交換取引収益(税収及び補助金)の会計
◉第7章◉純資産の会計
◉第8章◉公会計改革と予算制度
◉第9章◉総括
鵜川正樹
武蔵野大学経営学部会計ガバナンス学科教授。博士(会計学)(中央大学)、公認会計士、税理士。慶應義塾大学経済学部卒業、中央大学専門職大学院国際会計研究科修了、中央大学大学院商学研究科博士後期課程修了。
東京都会計基準委員会委員長、総務省「今後の新地方公会計の推進に関する研究会」委員、財務省「財政制度等審議会財政制度分科会法制・公会計部会」臨時委員等を歴任。
主な著書に、『自治体経営と機能するバランスシート』(共著、2001年、ぎょうせい)、『自治体会計の新しい経営報告書』(共著、2006年、ぎょうせい)、『公会計講義』(共著、2010年、税務経理協会)、『すぐに役立つ公会計情報の使い方』(共著、2010年、ぎょうせい)、『公会計・公監査の基礎と実務』(共著、2014年、法令出版)、『レッスン地方公会計-演習で身につく!自治体財務情報の活用はじめの一歩』(共著、2021年、第一法規)等。