池田眞朗[編著]
定価3,300円(税込)
A5判 256ページ 上製
ISBN978-4-903281-60-5 C0036
担保法制シンポジウム「検討!ABLから事業成長担保権へ─中小企業金融の近未来」の全報告を収録・再現し、併せてそれらを補充する3論稿を掲載した、武蔵野大学法学研究所叢書の第2弾。
◎変革の時代の民事立法のあり方とビジネス法務学(池田眞朗)
◎開会挨拶と本シンポジウムの趣旨(池田眞朗)
◎中小企業金融の現下の課題(島田佳樹)
◎事業成長担保権の立案内容の紹介(尾﨑 有)
◎我が国におけるABL の現状と、事業成長担保権への期待(山井翔平)
◎法務省の担保法制立法と金融庁の事業成長担保権の比較検討(粟田口太郎)
◎中小企業金融の近未来と事業成長担保権の評価(水野浩児)
◎コメント(片山直也) ◎事業成長担保権に信託を用いることに関する一考察(有吉尚哉)
◎事業の収益性に着目した担保をめぐる2つの理論的課題(片山直也)
◉ 池田 眞朗(いけだ・まさお) 武蔵野大学法学研究所長、同大学院法学研究科長・教授、慶應義塾大学名誉教授。慶應義塾大学経済学部卒業、同大学院法学研究科博士課程修了、博士(法学)。専門は民法債権法および金融法。国連国際商取引法委員会(UNCITRAL) 作業部会日本代表、日本学術会議法学委員長等を歴任。動産債権譲渡特例法、電子記録債権法の立案・立法に関与。主著は『債権譲渡の研究』(全5巻、弘文堂、最新刊は第5巻『債権譲渡と民法改正』、2022 年)等。