樋口一葉[原作]千明初美[漫画]
定価2,750円(税込)
A5判 240ページ 仮フランス装
ISBN 978-4-903281-30-8 C0093
樋口一葉の『たけくらべ』の原文(文語)を漫画のフキダシに収めて解説! 日本古来の言葉の優美が味わえるこれまでになかった文学BOOK!
「この本は一葉の原文に手を加えずに、文語だけで押し切ったものだが、コミックのようなコマ割りに適度に配置された擬古文が心地よく、作品の中にたちまち惹き込まれるような効果をもっている」
【解説】「樋口一葉と『たけくらべ』」(三田誠広)より
【編著者紹介】
原作●樋口一葉(ひぐち・いちよう)
1872年、東京に生まれる。本名なつ。
92年、20歳で小説『闇桜』を発表。以降、96年に24歳で亡くなるまで、『大つごもり』『たけくらべ』『にごりえ』『十三夜』などの名作を書いた。
漫画●千明初美(ちぎら・はつみ)
1951年、群馬県生まれ。集英社の「りぼん」で活躍。
その後、学習漫画の執筆を手掛ける。代表作に千明初美傑作集『蕗子の春』『いちじくの恋』『バイエルの調べ』、学習漫画『マリー・ア ントアネット』など。