佐藤佳弘[著]
定価2,200円(税込)
A5判 208ページ 並製
ISBN978-4-903281-27-8 C0036
ネットでの誹謗中傷で悩んでいる人は多い。誰が書き込んだのかがわからないだけでなく、その書き込みの削除も簡単にはできない。たとえその内容が虚偽であっても、多くの人が目にすることによって、悪評となって拡散していく…。 現在、インターネットで起こっている、「名誉毀損」「侮辱」「信用毀損」「脅迫」「さらし」「ネットいじめ」「児童ポルノ」「ハラスメント」「差別」…といった人権侵害について、数多くの実例をもとにその対処方法を解説している。
【目次】
<第1章>「ネット社会の現状」
・子ども雑誌が描いた未来社会・技術と社会の発展・たどり着いた現代社会・警察に寄せられる相談件数・ネット人権侵害の相談件数・子どもの人権侵害
<第2章>「ネット上の人権侵害」
・名誉毀損・侮辱・信用毀損・脅迫・さらし・ネットいじめ・児童ポルノ・ハラスメント・差別
<第3章>「ネット時代の法整備」
・法整備の現状・プロバイダ責任制限法・いじめ防止対策推進法・児童ポルノ禁止法・リベンジポルノ規制法・青少年インターネット環境整備法・出会い系サイト規制法
<第4章>「ネットトラブルへの対処法」
・証拠の保存・書き込みの削除・2ちゃんねる掲示板での削除・検索サイトの結果表示停止・発信者の特定・拡散した書き込みの削除・加害者になった時の対処
<第5章>「法的な手段」
・報われない被害者・親告罪という壁・被害者に対する法的な救済・精神的被害に対する償い・裁判に関わる費用
<第6章>「社会の取り組み」
・自治体の取り組み・学校の取り組み・警察の取り組み・民間の取り組み
<第7章>「安全・安心のネット社会へ」
・被害者救済の仕組み作り・急務の法的整備・教育・啓発の推進
[付録]